看護師の種類

美容外科看護師の特徴は?メリット・デメリットやおすすめできる人を紹介します!

「美容やメイクに興味があるから美容外科看護師に向いてるかも」

「美容外科看護師ってどんな仕事をするの?」

このような疑問をお持ちの方に向けて、本記事では美容外科看護師の特徴やメリット・デメリットなどについて詳しく解説していきます。

美容外科看護師は大きく分けると「美容皮膚科」と「美容外科」の二つに分けることができます。

美容外科の携わる業務は幅広くあり、患者さんへのカウンセリングや外科手術の助手まで様々な仕事があります。

現在は、整形や美容に関する意識が男女共に高まってきているため、医療美容がメージャーになりつつあり美容外科看護師の人気も高まってきています。

そのため、「ハードルが高そう」「年齢的に無理かも…」と思うかもしれませんが、年齢が高くても未経験でも転職サポートをしてくれる転職サイトも紹介するので、気になった方は確認してください。

それでは、美容外科看護師の解説を開始していきます!

1.美容外科看護師の特徴・仕事内容

美容外科看護師の仕事内容や特徴はどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、美容外科看護師の特徴・仕事内容について詳しく解説していきます。

特徴・仕事内容は以下の通りになります。

美容外科看護師の特徴

美容外科看護師の特徴は主に以下の三つになります。

  • 美容皮膚科と美容外科の2種類に分かれる
  • 美に関するサポートをする
  • 営業力が求められる

美容外科看護師は、主に「美容皮膚科」と「美容外科」の2種類に分けることが出来ると先ほど説明しました。

「美容皮膚科」と「美容外科」とでは、また仕事内容も変わってくるので後ほど説明します。

美容外科で働く看護師の求人は、一般の病院で働く看護師の求人よりもかなり少なく全国的にレアな求人になっていて、求められるものも美意識の高いものになっています。

患者さんも美容について悩んでいる方などがほとんどなため、カウンセリングなどをするときに受け答えができないと患者さんが不安になります。

そのため、看護学校で学んだ知識や臨床経験をあまり活かすことが出来なく、新たなことを学ぶ必要性があるので向上心も必要になります。

また、営業力やコミュニケーション力を一般の病院などよりも求められるところも、美容外科看護師ならではの特徴になります。

美容外科看護師の仕事内容

美容外科看護師の仕事内容は、「美容皮膚科」と「美容外科」でまた変わります。

そのため、ここではそれぞれの仕事内容についてまとめて解説していきます。

美容皮膚科

  • レーザー治療
  • 施術や薬剤の処方
  • ボトックスなどの注射

美容外科

  • プチ整形
  • 整形手術などの外科治療
  • 手術介助

美容皮膚科・美容外科

  • 患者さんへのカウンセリング
  • 診療の補助
  • 電話受付・予約管理
  • アフターケア

美容皮膚科

美容皮膚科は、主にレーザー治療・施術や薬剤の処方・ボトックスなどの注射の肌をきれいにすることに焦点を当てたサポートを行います。

レーザー治療などでは、最先端のテクノロジーを利用して肌をきれいにするなどのサポートをしていたり、ボトックスなどの注射などを打ちます。

そのため、美容皮膚科の看護師はレーザー機器知識や注射のスキルなどが求められます。

しかし、病院よりも扱う機器の種類が少なく覚えることはそれほど多くないため、病院での経験がある方はすぐに覚えることが出来るはずです。

美容皮膚科の場合、一番求められるスキルは注射であるので回数を何回もこなす必要がありますし、接客なども一般の病院よりも求められるので意識しておきましょう。

美容外科

美容外科は、主にプチ整形から二重瞼を作る手術であったり鼻を高くするなど幅広い整形手術を行います。

整形メインであるため、患者さんの多くは自分の顔にコンプレックスがある方が多いので、カウンセリングの時に専門知識をわかりやすく説明する必要性があります。

また、注射での注入を行ったりタトゥーを消すためのレーザー治療などいろいろな治療を施しています。

美容外科の看護師の主な仕事は、手術介助であり手術の準備~手術後の片付け、医師との連携や時間管理など様々なことが求められるので大変です。

基本的に医師の補助役がメインなので、マルチタスクな人が向いている職業であり、美容だからと言って輝いている部分だけではないことを理解しておきましょう。

美容皮膚科・美容外科

美容皮膚科・美容外科どちらともに求められるものは、患者さんへの対応・医師のサポート・時間、予約管理などになります。

基本的な雑務は、看護師の方がすることになっているので病院とはあまり変わりはありません。

しかし、患者さんへのカウンセリングやアフターフォローでは美容に関する知識を使うため、しっかり美容関連の知識を学分かりやすく説明できるようになる必要性があります。

そうしないと、患者さんの希望がうまく聞き出せなかったり、不安を払拭することが出来なかったりします。

また、医師のサポートや予約・時間管理では基本的な部分は病院とは一緒ですが、患者さんとの意思をつなげる大事な役割を担っているので、しっかりと患者さんの意見を聞きだし医師の方にもわかりやすく伝えましょう。

少しでも医師と患者さんの間で思い違いがあると、訴訟を起こされたりするので要注意になります。

2.美容外科看護師と病院看護師との違い

美容外科看護師と病院の看護師はどのような違いがあるのでしょうか?

ここでは、二種類の看護師の違いについて表にまとめて詳しく解説していきます。

 美容外科看護師病院看護師
年収約450万約400万
営業力かなり必要あまり必要ない
夜勤なしあり

病院看護師よりも高い年収

年収に関していえば、夜勤を除くと病院看護師よりも美容外科看護師の方が給料が高いケースが多いです。

夜勤がないのに年収が高い要因としては、病院の場合は保険適用の仕事を主な仕事としていますが、美容クリニックの場合は保険適用外の仕事を主な仕事としています。

美容クリニックの場合は自由診療があり患者さんの希望に合った対応ができる診療であるため、美容クリニック側は自由に料金を設定することが可能になります。

その他にも、歩合制を取り入れている美容クリニックもあり、化粧品などの売り上げによって年収が上がったりするケースがあるため、自分の頑張りしだいでは年収アップが目指せます。

質の高い営業力が求められる

一般病院と変わらない点滴や採血などの作業もありますが、脱毛機器を使ったり注射をするなど美容クリニックだからこそ求められる仕事があります。

その中でも、美容クリニックで一番重要なのが質の高い接客と営業力になります。

先ほども説明しましたが、美容クリニックの患者さんは保険適用外の自由診療を受けるのでかなり高額な料金を支払います。

そのため、美容に関する知識もありそのような患者さんと話す必要があるため、深い美容の知識と接客力が一般の病院とは違い求められます。

他にも、美容クリニックも一企業であり、保険適用外の自由診療が多いということはお客様を獲得しないと安定した経営ができないので、営業力も一般の病院より求められます。

化粧品・美容液などの売上ノルマがそれぞれ設けられている場合も多く、病院の看護師とはまた違う意味で精神的な負担が多くなる場合があります。

コミュニケーション能力が高く営業や接客が得意な方は、美容クリニックに就職するのもおすすめできます。

美容クリニックは夜勤がない

美容クリニックは、一般の病院と違い夜勤が存在しません。

そのため、ワークライフバランスを重要視する方や夜勤が苦手な方は規則正しい生活を送ることが可能になります。

夜勤がなくても、自由診療やインセンティブなどで年収も高いので満足度の高い生活が送りやすくなっています。

しかし、診療時間が決まっていて夜勤がなくても土日の診療を行っているところが美容クリニックは多く、早寝早起きはできますがカレンダー通りに休日は取れない可能性があります。

休日は不規則ですが、その分残業は少ないです。

3.美容外科看護師のメリット・デメリット

美容外科看護師のメリット・デメリットについて紹介します。

メリット・デメリットは以下の通りになります。

美容外科看護師のメリット

  • 夜勤や残業がない
  • 美容の知識が付く
  • 精神的な負担が少なくて済む

先ほどの違いのところでもあげましたが美容看護師の場合、ほとんどの患者が予約制で時間管理がしやすく入院している患者もほとんどいないので、夜勤や残業が発生しません。

看護師でありながら、規則正しい生活を送れるのは美容クリニックの強みになります。

また、美容に関する知識が今まで以上につくというメリットも存在します。

患者さんの方も、自分の顔や肌に関してそれなりに勉強いているためそのような患者さんにアドバイスや施術内容について話すには、美容の勉強を必ずしなければなりません。

そのため、一般の病院では学べない美容に関する深い知識を学ぶことが可能になります。

また、美容クリニックの場合は身体的な健康にかかわる患者さんはほとんどいないので、命が危うい患者さんと接することが少なく病院と比べ精神的にかなり楽になります。

美容外科看護師のデメリット

  • 看護業務に携わる機会が減る
  • 営業ノルマがほとんどの場合ある
  • 看護師としてのキャリアアップができない

美容外科看護師に就職したり転職したりすると、病院で看護師が行っていた医療行為などがほとんどできなくなります。

そのため、看護師としてのスキルが低下してしまい日勤のみの仕事に慣れてしますので、病院での看護師に戻ろうと思っても中々戻ることは難しくなります。

美容外科看護師として働くと決めたら、美容に関してとことん突き詰めるか、転職するとしても違う美容クリニックに行くかの看護師が多いです。

また、美容クリニックでは営業ノルマと言うものがクリニックによっては課されるので、なかなかノルマが達成できずに精神的につらい思いをしている人もいます。

キャリアアップも目指しにくくなる傾向にあり、理由としては美容クリニックは医師を中心として運営しているため看護師の管理職の枠が少ないです。

もし、管理職などキャリアアップを目指している人は病院看護師として働くか、大規模な美容クリニックに行くかしないと難しいでしょう。

5.美容外科看護師が向いている人・向いていない人

ここでは、美容外科看護師に向いている人と向いていない人について解説していきます。

向いている人・向いていない人は下記の通りになります。

美容外科看護師が向いている人

  • コミュニケーション能力が高い人
  • 美容やメイクが好きな人
  • ビジネス感覚がある人

コミュニケーション能力が高い人

コミュニケーション能力が高い人は美容外科看護師に向いている人だと言えます。

美容外科看護師は、患者さんの相談に乗ったり、提案を積極的にしていかなければならないので接客ができないとなかなか活躍することが難しいです。

そのため、自分の体験談を交えて説明できたり、患者さんにアドバイスをして実際に美しく変化していく姿を見るのが好きだと感じる人は向いています。

美容やメイクが好きな人

一番美容外科看護師に向いているのはやはり、美容に興味がありメイクなどを日常的に行っている人になります。

美容に関する知識を学ぶ際も、自分のためにもなるため積極的に学ぶようになりますし、美容の勉強をすることが苦に感じないため誰よりも美容に詳しくなります。

美容クリニックに来るほとんどの患者さんは、きれいになりたいと思ってきています。

そのため、自分自身が努力できれいになった経験をしていると患者さんの気持ちもわかるため、より詳しく美容についての説明などが行えます。

ビジネス感覚がある人

美容クリニックでは、売上ノルマと言うものがあり化粧品などをノルマの分だけ患者さんに売らないと行けないことがあります。

そのため、営業力がありビジネス感覚がある人は美容クリニックに行くと活躍できますし、インセンティブもあるため年収も上がりやすい傾向にあります。

美容看護師が向いていない人

  • 看護業務にやりがいを感じている人
  • 営業などをしたくない人
  • 美容に興味がない人

看護業務にやりがいを感じている人

美容クリニックに看護師として入社すると、基本的に医師のサポートなどは変わりませんが、医療行為などが病院に比べかなり減ります。

注射を行ったり、脱毛機器を取り扱うなどがほとんどなため病院ではできない業務になります。

しかし、病院で看護師としての業務にやりがいを感じていてこれからもスキルアップを目指して頑張りたい人には美容クリニックはあまりおすすめできません。

営業などをしたくない人

先ほどの向いている人の中に、ビジネス感覚がある人と言いましたがこのような感覚がない人やコミュニケーションがあまり得意ではない人は美容クリニックはおすすめできません。

売上ノルマを達成するためにも、自分から積極的に営業などをしないといけないためこれが精神的な負担になる人も少なからずいます。

なので、自分の弱み強みを理解しておかないと就職してから大変な思いをするので注意しましょう。

美容に興味がない人

美容に全く興味がない方も美容外科看護師を目指すのはやめましょう。

興味がない時点で目指している人はいないと思いますが、病院看護師とは全然違うので本当にやりたい人以外は慎重に決めるようにするべきです。

6.美容外科看護師になりたい人におすすめの転職サイト

ここでは、美容外科看護師を目指す方に向けておすすめできる転職サイトを紹介します。

おすすめできる転職サイトは以下の二つになります。

①マイナビ看護師

運営会社株式会社マイナビ
  拠点    東京・大阪・北海道・愛知・宮城・神奈川・埼玉・千葉・群馬・茨城・静岡・新潟・
石川・京都・兵庫・香川・岡山・広島・熊本・鹿児島・福岡
有料職業紹介 許可番号13-ユ-080554
設立1973年8月15日
対応地域全国
対応年代20代30代40代50代 *年齢制限はなし
求人数公開求人数:50,137万件以上 非公開求人数:非公表
主な求人職種正看護師・准看護師・保健師・助産師
利用料金無料
  公式サイト   https://kango.mynavi.jp/
  • 四年連続認知度No.1
  • 全国21カ所に拠点を構えている

マイナビ看護師は、全国21カ所に拠点を構えていて地方の方でも気軽に相談しに行くことが可能になります。

そのため、全国に名前が知られており、 四年連続認知度No.1という素晴らしい数字をたたき出しています。

また、情報誌の発行やセミナーなども定期的に開催しているので、情報収集も簡単にすることが出来ます。

美容クリニックの特集記事や求人などが多くあるので、美容クリニックを目指している看護師は必ず登録するべきです。

看護師1

残業がほとんど無いところを紹介してくれた

今まで勤めていたところは、残業が多かったんです。だから、子どものお迎えに行く時間が遅くなり、たまに勤め帰りの夫にお願いしたことがあったんで辞めることにしました。
でも、私も働かないと家計が苦しいので、転職経験がある友人に話を聞いてもらうことにしました。
求人サイトや、広告で残業が無しと書かれていても人を寄せ付けるためのキャッチコピーみたいなものだから、病院に詳しい紹介会社で探すといいよと友人からアドバイスをもらったので、マイナビ看護師を使わせてもらうことにしました。
マイナビ看護師を利用させてもらった結果、今勤めている病院では残業がほとんど無く、子どものお迎えにもすぐに行ける様になりました。病院内でママさん看護師も数多くいるので、お迎えのことや姑のことを話せる仲間もできて利用してよかったなーって思っています。

引用元:みん評 マイナビ看護師

②美容外科求人ガイド

運営会社株式会社エバーアド
  拠点    東京
有料職業紹介 許可番号13-ユ-312059
設立2019年12月17日
対応地域東京
対応年代20代30代40代50代 *若い人中心
求人数公開求人数:700件以上 非公開求人数:非公表
主な求人職種美容クリニックの看護師
利用料金無料
  公式サイト  https://www.biyou-nurse.jp/
  • 利用者数5万人突破
  • 内定率85%

美容外科求人ガイドは名前の通り美容クリニックに特化した看護師専門転職エージェントになります。

そのため、転職アドバイザーの人達も美容クリニックに関してかなり詳しく利用者満足度も高い転職サイトなので、美容クリニックを目指している場合は必須の転職サイトになります。

また、内定率も8割以上と高い水準なので転職できないということはほとんどありませんので安心して利用することが出来ます。

看護師1

美容クリニック専門の転職フェアを開催しているのが魅力的で利用しました。
転職フェアでは、一度に複数のクリニックの話を聞くことができるので、いろいろなクリニックを知れます。

自分の知らなかったことを知る良い機会になりますし、実際に美容クリニックで働いている看護師の話を聞くこともできたので、転職に対するモチベ―ションがとても上がりました。

美容クリニックへの転職を考えている方は、ぜひこの転職フェアへの参加をおすすめします。また担当するアドバイザーの方もとても親切です。アドバイザーの方とも直接会って相談することができるので、安心して話ができました。

引用元:HATARAKI NURSE 美容外科求人ガイド

7.まとめ

今回の記事では、美容外科看護師について詳しく解説していきました。

美容外科看護師は様々なメリットがあり、興味がある人には挑戦してほしいと思いますがしっかりとデメリットなども考慮してから転職などを考えましょう。

焦って自分の入社する病院を間違えると、あとから後悔することになります。

-看護師の種類