「訪問看護師が思ったよりもきつい…」
「訪問看護師を辞めて転職したい！」
このような悩みを抱えている訪問看護師の方は必見になります。
訪問看護師として仕事をする中で、やりがいを感じる場面もありますがそれ以上に辛いと思う場面が多くあると思います。
その際に、上記のような悩みを抱えるようになり訪問看護師を辞めようとする人は多くいるでしょう。
まずストレスを抱えながら仕事をしていると、最初の方が大丈夫であっても後から精神的にも肉体的にも耐えられなくなり最悪の場合は病気になります。
このようなことを防ぐためにも、辛い方はほかの看護師として働いたりしょくばをへんこうしたりするなどをおすすめします。
この記事では、訪問看護師の仕事内容からやめたい理由や対処方法などを詳しく解説しているので、気になる部分だけでも読んでみてください！
目次
訪問看護の仕事内容・特徴
ここでは、知っている人がほとんどかもしれませんが訪問看護師の特徴や仕事内容について紹介していきます。
特徴・仕事内容は以下の通りになります。
訪問看護師の特徴
- 車・自転車での移動が多い
- リハビリや生活支援などのサービス提供
- 看護師の中でも独立しやすい仕事
訪問看護と言うのは、住み慣れた地域や家庭で過ごしたい人のために自宅で医療ケア・リハビリのサービス提供を行う必要があります。
そのため、地方の方になると訪問看護ステーションが少なく訪問エリアが広いため、車や自転車での移動が多くなり移動面で大変なことが多いです。
雪が降る地域になると、渋滞なども起きるため移動に１時間かかることもあります。
地方の方に行くと移動が多くなってかなり大変そうだよね
地方の方に行くと、車移動が必須である場合が多いため車の免許を持っている人がほとんど人になりますし、訪問看護ステーションは看護師として独立しやすい職業になります。
起業する条件は主に以下の通りになります。
開業条件
- 法人登記
- 事務所として物件の手配
- 「看護師の常勤換算で2.5人以上」の人員配置
このように、独立条件がそこまで厳しくないので独立する人が多いですが、あまりうまくいっていない人もいてその人たちは一年で会社をたたんでしまうこともあるそうです。
訪問看護師の仕事内容
- 在宅での医療ケア・リハビリ
- 日常生活のサポート
- 家族とのコミュニケーション・指導
- 薬の管理・指導
- 他の医療職との連携
在宅での医療ケア・リハビリと言っても、様々なケア・リハビリを実施します。
例えば、関節を動かす訓練であったり、歩行訓練・嚥下機能の訓練などこのほかにも様々なリハビリや医療ケアを実施していて、訪問看護ステーションによっても内容が変わってきます。
また、日常サポートではバイタルチェックをして健康状態を確認したり、感染症などの予防のために清潔を維持するために清拭をしたりします。
訪問看護師は重要な役割を担っているのだね！
その他にも、自宅の環境整備を整えるための指導なども訪問看護師の役割になります。
家族への看護などのアドバイスや健康相談に乗ることも仕事の一つであり、自宅に訪問するのでコミュニケーションも円滑に進めないとサービスを利用してもらえません。
訪問看護などの訪問医療は様々な医療職種の方と連携を取りながら、患者さんのケアを実施します。
そのため、このような体制のことをチームケアと言い訪問看護は特に在宅医療の中では中心となる存在であるので、チームの中心としてうまく活動していく必要があります。
訪問看護ステーションの離職率
訪問看護業界全体でみた離職率は15.0％。
7割のステーションが求人募集あり（平成19年度）。求人募集したステーションの2割が採用できず。
データが少し古いですが看護師全体の離職率は約11％なので、訪問看護師の離職率は４％ほど高くかなり離職率が高いことが数字でわかります。
全職種における離職率は約14％なので、すべての職業と比べても訪問看護師は離職率が高く人材の定着がしないので困っている訪問看護ステーションが多いのが現状になります。
次の章では、なぜ訪問看護ステーションを辞めたいのかの理由やその対処方法について詳しく解説していきます！
訪問看護を辞めたい理由・対処法
訪問看護師として働くのが辛くて早く辞めて転職したい…
訪問看護師として働いていたら一度はこのような思いを持ったという人はいると思います。
訪問看護師を辞めたいと思う理由とその対処方法について下記に詳しきまとめて説明していきます！
訪問看護師を辞めたい理由
主なやめたい理由は次の通りになります。
- オンコール当番での業務が大変
- 他の医療職との連携が大変
- 自分で判断して対応する必要があるので負担が大きい
- 職場での人間関係が大変
オンコール当番での業務が大変
休日出勤しても平日に確実に休めるか分からない…
訪問看護ステーションでは、ほとんどの事務所で24時間体制を取っているので緊急訪問をしないといけないオンコール当番があります。
緊急出勤したとしても、職場によっては代わりの休日が保証されていないところもありますし、訪問看護ステーションの看護師が少ないと、オンコール当番になる可能性が上がります。
対処方法
- 看護師の人数が十分が配置されているか
- 看護業務内容の確認
- ある看護師に業務量が偏っていないか
- 代休が用意されているか
他の医療職との連携が大変
他職種との連携が大変で精神的な負担が大きく疲れる…
訪問看護の場合は、一般の病院とは違い他の医療職との連携がサービス提供するうえで重要な項目になり、看護師の情報提供が特に大切になります。
患者さんの自宅に行き治療や日常生活の支援をするのは、看護師１人の役割であるので必要な情報の収集やそれを外部に伝えることをしないとうまくチームが回らなくなります。
対処方法
- 新人サポート体制が充実しているか確認
- 教育体制が整っているかどうか
- IT化が進み効率化できているか
自分で判断して対応する必要があるので、負担が大きい
訪問看護師は、一人で患者さんの自宅に行き様々なサポートを提供するので、精神的・体力的に一人当たりの負担が大きくなりがちです。
様々なトラブルが起きるので、臨機応変に対応しないといけないから大変！
自己判断が間違っていると、後々の問題にもつながるので一人での判断の精神的負担が大きく大変であり、疲弊することが多いです。
対処方法
- 看護師の人数が十分か確認
- 業務量の偏りがないかどうか
- 相談体制が整っているかどうか確認
職場での人間関係が大変
先輩看護師の性格がきつくうまく対応できないから困る…
職場での人間関係が大変なのは、訪問看護ステーションでもほかの病院でも必ず存在します。
先輩看護師の中には、性格がきつくミスをすると怒鳴ることなどもあり対応に困りますし、仕事以外でもどのように接することが正解なのか分かりませんよね。
コミュニケーションの具体例
「先ほどは指導ありがとうございました。」
「先ほど指導していただいたところで、分からないところがあるのですが教えてくれませんか？」
・・・事実を認めたうえで質問するのがコツ
コミュニケーションの一部具体例を挙げておいたので、役立つか分かりませんが参考にしてみてください。
やめたいと感じた時にやるべきこと３選
訪問看護師を辞めたいと感じた時にやるべきことが３つほどあるので実行してみてください！
実行するべき項目は次の３つになります。
- 有給休暇を取り仕事を休む
- 相談できる人に思いを伝える
- 転職エージェントなどの活用
有給休暇を取り仕事を休む
訪問看護師を辞めたいと感じるということは、精神的・体力的にも負担が生じていると思います。
体力的・精神的にもう限界…
このような限界を迎えている看護師の方はすぐにでも有給休暇などを取り仕事を休むことをおすすめします。
仕事を休む時は思いっきり遊んだりするなどリフレッシュタイムに使いましょう。
リフレッシュタイム
- 見たいドラマやアニメの鑑賞
- 友達と遊びに行く
- ランニングや筋トレの実施
相談できる人に思いを伝える
身近に相談できる人がいないからどうすればいいの？
まずは、仕事仲間の人で相談できる人がいる人はその方に訪問看護師を辞めたいということを相談してみて、思いを打ち明けてみましょう。
しかし、上記のように職場の身近な人に相談できる人がいない人もいると思うので以下の人に相談してみるのがいいと思います。
- 家族や親戚の人
- 仲の良い友人など
転職エージェントの活用
訪問看護師はやめたくないけど職場の人間関係が最悪だから職場を変えたい
訪問看護師の仕事は楽しくやりがいを感じているが、人間関係が最悪なので職場を変えたい人も少なからず存在すると思います。
そのような方には転職エージェントを使ったり、求人検索サイトなどを使い転職活動を進めていくことをお勧めします。
おすすめの転職サイトはまた説明します。
訪問看護師以外のおすすめ職種
訪問看護師以外にも看護師は様々な診療科や職場で働くことが出来ます。
その中でも、おすすめの職場について以下にまとめて紹介していきます。
- 保育園看護師
- 企業看護師
- 美容外科看護師
この三つの職場の看護師は一般病棟の看護師と違い以下の特徴があります。
職場の特徴
- 残業が少ない
- 夜勤が存在しない
- 医療行為が少ない
このように、職場環境がホワイトなところが多くライフワークバランスやプライベート重視の人にはお勧めできる転職サイトになります。
突発的な残業が多くて疲れる…
規則正しい生活を送りながら仕事をできるような職場がいい！
このような考えを持っている看護師は特におすすめできます。
訪問看護師におすすめの転職サイト
訪問看護師から他の勤務職に変更したい人や、職場を変えるために転職を考えている人に向けておすすめの転職サイトを紹介します。
おすすめ転職サイトは以下の通りになります。
ナースジョブ
| 運営会社 | 株式会社メディカルジョブセンター |
| 拠点 | 北海道・東京・兵庫・広島・福岡 |
| 有料職業紹介 許可番号 | 01-ユ-300203 |
| 設立 | 2009年6月25日 |
| 対応地域 | 全国 |
| 対応年代 | 20代30代40代50代 ＊年齢制限はなし |
| 求人数 | 公開求人数：約2.9万件以上 非公開求人数：非公表 |
| 主な求人職種 | 正看護師・准看護師・保健師・助産師 |
| 利用料金 | 無料 |
- 利用したい転職支援サービスNo.１
- 求人数が地域最大級
ナースジョブは、地域に精通している担当アドバイザーが転職アドバイスを的確にしてくれる利用したい転職支援サービスNo.１の転職サイトになります。
地域に対する求人数も業界最大級であるため、地方の方でも利用することが出来ますし非公開求人も担当アドバイザーに頼めば見せてもらえます。
非公開求人は良い求人が多いので必ず転職サイトを利用する際には担当アドバイザーに頼みましょう！
求人していない病院にも交渉してくれます
こちらの求人サイトに登録したのは、求人を行っていない病院に対してコンサルタントが交渉してくれるサービスがあると知人から聞いたためです。一縷の望みを託してコンサルタントに相談したところ、病院に交渉してくれることになりました。交渉は難航したようですが、おかげさまで面接してもらえることになりました。面接ではこの病院で働きたい理由を熱意を持って伝え、無事に採用してもらえることになりました。私のような人がいたら、あきらめずにこのサイトに登録して相談することをお勧めします。
ナースパワー
| 運営会社 | 株式会社ナースパワー人材センター |
| 拠点 | 北海道・宮城・東京・横浜・埼玉・千葉・名古屋・長野 京都・大阪・岡山・広島・愛媛・福岡・熊本・沖縄 |
| 有料職業紹介 許可番号 | 43-ユ-010011 |
| 設立 | 1985年12月01日 |
| 対応地域 | 全国 |
| 対応年代 | 20代30代40代50代 ＊年齢制限はなし |
| 求人数 | 公開求人数：約5.8万件以上 非公開求人数：非公表 |
| 主な求人職種 | 正看護師・准看護師・保健師・助産師 |
| 利用料金 | 無料 |
- 応援ナース制度がある
- 36年間看護師転職に携わっている
ナースパワーは看護師転職サイトを36年間運用しているため、業界の中でも老舗であり信頼できる転職サイトになっています。
扱う求人の幅が広く、常勤・派遣・バイト・短期応援ナースと様々な種類の求人があり、自分の希望条件を満たす求人を選択することが出来ます。
応援ナース制度という、短期間の間看護師が足りていない病院に派遣される形で看護師として働く制度になります。
応援ナースのつもりが
テレビCMで見た「北海道応援ナース」のキャッチに惹かれ北海道に居着くのもアリだと思い、翌朝一番でナースパワーに電話して登録を申し込みました。コーディネーターが私の看護観をじっくり聴いてくれたのが嬉しく、心機一転頑張れそうだという思いを新たにしました。
応募先と電話で面談、3日後には北海道の港町の病院から採用通知を受け取ることができました。勤務後のアフターフォローも充実、不安な時に気軽に相談できる環境も心強かったです。赴任から半年後に正職員として採用され、北海道定住ナースとして働き続けることに決めました。応援で働いたとしても、働きぶりの評価で正職員勤務のチャンスがあるのは良いと思います。
キララサポート看護
| 運営会社 | 株式会社モード・プランニング・ジャパン |
| 拠点 | 北海道（札幌市のみ）・埼玉・千葉・東京・神奈川 大阪・兵庫・福岡 |
| 有料職業紹介 許可番号 | 13-ユ-304124 |
| 設立 | 1991年3月 |
| 対応地域 | 北海道（札幌市のみ）・埼玉・千葉・東京・神奈川 大阪・兵庫・福岡 |
| 対応年代 | 20代30代40代50代 ＊年齢制限はなし |
| 求人数 | 公開求人数：4000件以上 非公開求人数：非公表 |
| 主な求人職種 | 正看護師・准看護師・保健師・助産師 |
| 利用料金 | 無料 |
- 現場の情報を知ることが出来る
- 非公開求人が充実
担当コンサルタントの質が高く、病院の内部情報に精通しているので様々な内容を提供してくれます。
また、保育園などを20年以上直営で運営しているため実際の現場での看護師の知識が豊富であり転職サポートをする際にもコンサルタントの方がしっかりとアドバイスしてくれるので信用できます。
非公開求人も充実しているので気になる方は担当コンサルタントに聞いてみましょう。
自分に合った条件を選べるのが嬉しい
働き易い職場を求めて、評判の良い求人サイトに登録しました。職場の悩みって給与や通勤距離もありますが、やはり仕事内容や人間関係も重要です。
キラキラサポートさんの情報はとてもきめ細かく、選ぶ側のニーズに応えているなぁという印象を持ちました。例えば職場で活躍している年代のこととか、転職後のサポート体制なども書かれているので、求職情報としてとてもありがたいなぁと思いました。福利厚生や待遇に関する情報がしっかり掲載されていることも、選択の基準になります。そして自分が持っている資格やスキルが生かせるかどうかについても参考になるようにと、仕事内容も詳しく書かれています。
自分に合った職場探しの強い味方になってくれる求人サイトだと思いますよ。
まとめ
訪問看護師は、他の看護師に比べると離職率が高く定着率が低いです。
そのため、悩みが多く職場の改善も少しづつですが進んでいるので、転職などをする前に経営者の方に相談などをして職場環境の改善に努めるのも大切になので頑張りましょう！