小児科は子育ての経験を活かしたい人や子供が好きな看護師に人気の職場になります。
「総合的なスキルアップのため小児科を経験したい」
「実際にどのように小児科に転職or就職すればいいの?」
このような疑問や考えをお持ちの方もいると思うので、そのような方に向けた記事の内容になっています。
小児科は0~15歳を一気に引き受けている診療科であるので、疾患の種類で区別されていません。
ここでは、小児科看護師の仕事内容はもちろん、メリット・デメリットやおすすめできる人・おすすめできない人や小児科看護師のなり方についても詳しく解説しています。
少しでも小児科看護師に興味のある方に役立つような内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
小児科看護師の特徴と仕事内容
小児科看護師の特徴と仕事内容についてまとめました。
特徴・仕事内容は以下の通りになります。
小児科看護師の特徴とは?
- 人形などを使って説明
- 0~15歳までの子供が中心
- 小児科外来の種類
小児科は、0~15歳の子供を中心に診療を行いますが、15歳以上の方でも受診することは可能であり、成人後もぜんそくやアレルギーなどで受信する人も少なからずいます。
0~15歳くらいの子供だと、成人や高齢者のように自分の思いやどこが痛いのかなどをうまく表現することが難しいです。
そのため、子供の言動や表情から今どのような思いでいるのかや不安や悩みなどをくみ取ってあげて、理解しながらかかわる必要があります。
子供の親にも、重たい病気などの場合はしっかりと説明する必要性があり、不安に思う親もいるので受け止める必要があります。
その他にも、重い病気が治った後の後遺症への対策方法や精神的なサポート、病気をどのようにしたら乗り越えることが可能なのかなどを親に理解してもらうように説明する必要もあります。
小児科と言っても病棟勤務なのか外来なのかで仕事内容が変わってきます。
小児科外来の活躍の場は三つに分けることができ以下の通りになります。
- 一般外来
- 特殊外来
- 小児科外来
このように分けることが出来るので、詳しい説明は後程の仕事内容のところでしようと思います。
小児科看護師の仕事内容とは?
- 医療行為全般
- 患者さんのサポート
- 家族への対応
- 一般・特殊・小児科外来
小児科であっても、医師の補助業務は看護師の役割であり、採血や点滴などもするので一般病との看護師の役割とあまり変わりません。
しかし、採血や点滴などは成人の方を相手にするよりも難しいので最初は苦戦するかもしれません。
泣く子供や暴れる子供は必ずいるので、このような子どもの対処もスムーズに行う必要があり、小児科ならではの死後意図ないようになります。
また、医療行為だけでなく子供が入院や検査に安心して迎えるようにプレパレーションなどもする必要があります。
プレパレーションと言うのは、聞いたことがある人がいると思いますが子供が入院や治療を受けるときに子どもの発達に合わせた説明や配慮をすることを言います。
目的としては、子供が自分の病気を受け入れて勇気を絞り出せるようにすることでスムーズに検査や治療を行えるようにすることになります。
また、子供のサポートはもちろんですが子供の家族へのサポートも看護師の役割になります。
家族が抱える不安や悩みをうまく聞き出してあげて解決策を提案したり、これからの対処法などを説明する必要があります。
家族が不安な気持ちでいっぱいだと、子供もその気持ちを感じてしまい不安な気持ちが伝染して治療などを受けてもらえない可能性があるので、精神的サポートはかなり重要な仕事になります。
一般外来・特殊外来・小児科外来の三種類の外来はそれぞれ仕事内容が違うので説明していきます。
一般外来
一般外来は、日常的な診療を実施していて医師の補助的な役目を果たすことが仕事内容の中心になります。
特殊外来
特殊外来は、長期的に治療が必要になる慢性疾患な度の診療をするところになります。
小児科外来
小児科外来は、個別の健康診断や予防接種を中心としているところになります。
小児科看護師のメリット・デメリット
小児科看護師のメリット・デメリットについてまとめて解説していきます!
メリット・デメリットは以下の通りになります。
小児科看護師のメリット
- 小児科疾患についての専門性が高まる
- 看護師としてのキャリアアップにつながる
- 子供の笑顔を見ることが出来る
- 観察力が付く
小児科は、疾患ごとに診療科がわけられていないので、様々な疾患の患者さんと接することになり、小児科疾患についての知識が付きます。
そのため、すべての疾患について詳しくなるために勉強することおが多く覚える作業は大変ですが、その分専門性が高まり幅広い知識をつけることが出来ます。
また、専門性が付くことによって看護師としてのキャリアアップにも必ずつながるため、将来管理職などを目指している人などは小児科に行く価値があります。
小児科では、子供とのかかわりが重要になるため治療以外にも季節ごとのイベントなどがあり楽しむことが出来ます。
七夕や節分など様々なイベントを行うことで、普段診療の補助などで疲れていたとしても子供達の楽しそうな姿を見ると精神・肉体友の疲れが吹き飛びます。
観察力と言うのは、看護師として働いていく中でもかなり重要なものになってきます。
子供は特に成人・高齢者の方たちとは違い、言葉で思いを表現することがなかなかできないので、泣いたり怒ったりして訴えることが多いです。
そのため、症状をしっかりと把握するためにも子供に対する観察力がより重要になります。
小児科の看護師は常に症状の変化に気づくようアンテナを張っておく必要があり、続けることで習慣化すると観察力が自然につくということになります。
小児科看護師のデメリット
- 保護者への対応が大変
- 子供の苦しむ姿を見るのが辛い
- 業務量が多く給料があまり高くない
小児科看護師は、子供の対応が大変なのはもちろんですがそれと同じくらい対応に困るのが保護者への対応になります。
自分の子供が病気になったら、どの保護者でも不安や心配になるのは当たり前です。
そのため、不安や心配になるとどうしても焦ってしまったりあたりが強くなってしまう場合がありますし、医療ミスをしてしまったら保護者に怒られることになります。
採血・点滴が子供相手だとベテラン看護師でも難しいので、ミスをしてしまう場合がありますが少しのミスでもクレームを入れてくる保護者は必ずいるので、クレームの対処法を先輩に学ぶようにしましょう。
また、苦しむ子供の姿絵おみるとつらいと感じることが多く、規模が大きくなるほど重症の子供が多くなります。
何年も入院している子などもいて、お世話をしていたが症状が急変していきなり亡くなってしまうこともあり、当然看護師の皆さんは悲しくなります。
そのため、あまり子供の苦しむ姿を見たくないが子供度かかわる仕事がしたい人は、小規模の小児科に行くか保育園に行くかのどちらかがおすすめになります。
小児科では、看護師の業務量が一般病棟に比べてもかなり多い傾向があります。
子供は、大人と違い暴れたり泣いたりするので診察をするだけでもかなり大変ですし、思うように業務が進まないので雑用なども増えてしまいます。
それに比べて、一般病棟の看護師よりも給料が低い傾向があるので、小児科の専門知識を身に着けたい方や本当に子どもが好きな方以外はじっくり検討する必要があります。
小児科看護師をおすすめできる人・おすすめできない人
ここからは、小児科看護師の仕事内容やメリット・デメリットから実施におすすめできる人とおすすめできない人について解説していきます。
おすすめできる人・おすすめできない人は以下の通りになります。
小児科看護師をおすすめできる人
- 小児科医療を学びたい人
- メンタルが強い人
- コミュニケーション能力がある人
小児科医療を学びたい人
小児科看護師のメリットでも話しましたが、小児科は疾患ごとに診療科が分かれていないので総合的な医療の知識をつけることが出来ると説明しました。
そのため、キャリアアップのためにも小児科医療を学びたい人は多く人気の高い職業にもなっています。
ただ子供が好きなだけで小児科に入りたい人よりも、本気で小児科医療を学びたい人の方が病院も看護師として採用したいですし、そのあとのモチベーションも全然違います。
メンタルが強い人
メンタルが強い人も小児科看護師はおすすめできます。
子供相手の職業なため、看護業務に加えて保育業務の役割をこなさないといけない場面が多くあり、保護者対応もかなり大変になるので精神的につらくなりやめる人も多いです。
そのため、クレームをどれだけ言われてもへこまない人や、子供がどれだけ言うことを聞かなくても忍耐力があり大丈夫な人は小児科看護師になってもうまくやっていけるでしょう。
コミュニケーション能力がある人
子供や子供の両親の方のサポート役も、小児科看護師は任されているのでコミュニケーション能力がある人が向いていると言えます。
これは看護師全般に言えることかもしれませんが、そのくらいコミュニケーションをとる場面が多いので日ごろから看護師の方はコミュ力を鍛えておきましょう。
小児科看護師をおすすめできない人
- 子供が苦手な人
- 年収を重要視している人
- 体力に自信がない人
子供が苦手な人
これは当たり前かもしれませんが、子供が苦手な人は小児科看護師で働くのはおすすめしません。
いくら専門性を高めるために、小児科に行って様々な知識をつけたかったとしても子供が苦手な人は小児科看護師と働くと普通の看護師の時よりもストレスが溜まってしまいます。
そのため、自分の状態をしっかりと把握しておきましょう。
年収を重要視している人
小児科看護師は、子供相手で大変なのですが一般の看護師に比べると給料が安い傾向にあります。
理由としては、小児科が単純にもうかりにくい仕組みになっていて、診察の手間が多く診察時間は患者一人当たり大人の約3倍かかっています。
そのため、一般の病院が10分で3人見れるとしたら10分で1人ペースなので一カ月で考えるとかなりの差になります。
年収を上げたい場合は、自由診療が売り上げの大半を占める美容クリニックや大規模病院の管理職を目指すようにしましょう。
体力に自信がない人
小児科看護師は、子供相手であり看護業務+保育業務と仕事の役割も一般の看護師の二倍になります。
また、業務も多いですがそれ以上に子どものお世話の手間がかかるので、終わる時間も大人に比べると長く体力が必要になる場面がかなり多いです。
小児科看護師の一日のスケジュール
小児科看護師の一日のスケジュールの具体例を書いていきます。
小児科看護師のスケジュール
8:30 勤務時間開始・申し送り
9:30 ラウンド・バイタル測定
10:00 処置(採血・お風呂・吸入)
11:00 休憩
11:30 食事介助・ラウンド
12:30 ランチ
13:30 ラウンド・申し送り(清潔ケア・オムツ交換)
15:00 ご家族と会話・採血・プレパレーション
16:30 勤務時間終了・看護記録
17:00 業務流量
小児科看護師のなり方
小児科看護師になるにはどうすればよいでしょうか?
条件は以下の一つのみになります。
小児科看護師になるには看護資格が必要
小児科看護師になるには看護資格のみで十分で、何か特別な資格が必要なことはありません。
今現在、看護師として働いてたり看護学生として学習している人には当たり前の内容かもしれませんが、将来看護師を目指している社会人の方や高校生は知っておきたい内容になります。
もし、将来的に小児科看護師を目指したいと思った場合には、小児科看護師について詳しい教授がいる大学や専門学校などを調べてから学校選択をすることをおすすめします。
小児科看護師を目指す方におすすめの転職サイト
小児科看護師になりたくて、転職しようか迷っている方に向けて看護師におすすめできる転職サイトを紹介します。
おすすめ転職サイトは以下の通りになります。
看護のお仕事
運営会社 | 株式会社レバレジーズメディカルケア |
拠点 | 東京・大阪・愛知・兵庫・神奈川 |
有料職業紹介 許可番号 | 13-ユ-309623 |
設立 | 2017年10月06日 |
対応地域 | 全国 |
対応年代 | 20代30代40代50代 *年齢制限はなし |
求人数 | 公開求人数:約12万件以上 非公開求人数:非公表 |
主な求人職種 | 正看護師・准看護師・保健師・助産師 |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | https://kango-oshigoto.jp/ |
- 求人数が多い
- コンサルタントの質が良い
看護のお仕事は他の求人サイトと比べても、コンサルタントの質が良いです。
そのため、担当者の質に困っている人は看護のお仕事に乗り換えるのもおすすめです。
また、ナース人材バンクには負けますが求人数が12万件以上とかなり多いため、求人の少なさに困ることはなさそうです。
とても丁寧・迅速な対応をしてくれました!
別の転職サイトが役に立たず、友だちに勧められ使用しました。
役に立たなかったサイトでは私の希望条件を全否定しましたが、このサイトは調べてみますとのこと。なかなか希望に合う条件の病院は少なかったのですが、見つけたときは迅速に対応してくれました。また、進捗状況も説明してくれるので信頼できました。ラインでのやりとりをしていましたが、電話する前にラインで予定を聞いてくれるところも好感を持てました。履歴書添削や面接対策も丁寧にしてくれ、希望の病院に就職することができました!
引用元:みん評 看護のお仕事
ナース人材バンク
運営会社 | 株式会社エス・エム・エス |
拠点 | 北海道・宮城・千葉・埼玉・神奈川・愛知・京都・大阪・兵庫・広島・福岡 |
有料職業紹介 許可番号 | 13-ユ-306922 |
設立 | 2003年4月4日 |
対応地域 | 日本全国 |
対応年代 | 20代30代40代50代 *年齢制限はなし |
求人数 | 公開求人数:約20万件 非公開求人数:非公表 |
主な求人職種 | 正看護師・准看護師・保健師・助産師 |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.nursejinzaibank.com/ |
- 求人数がトップクラウス
- 年間10万人以上の看護師が利用
ナース人材バンクは、東証一部上場企業の株式会社エス・エム・エスが運営する看護師戦も転職サイトです。
求人数が業界の中でもトップクラスに多く、約20万件以上になります。
そのため、様々な内容の求人を取り揃えており、幅広い希望条件に対応することが可能です。
また、全国14カ所に拠点があり、地域選任のキャリアアドバイザーが担当してくれるので、転職する地域に詳しいので相談しやすいです。
満足のいく転職ができました
登録も簡単で面倒なことは一切ないし、無料なので物は試しという気軽な気持ちでチャレンジしましたが、結果的に本当に満足できる働き先を見つけることができました。
一般には公開されない非公開求人も紹介してもらうことができて、希望する条件にぴったりの求人を探してもらえたり、面接の日時調整や条件交渉まで徹底的にサポートしてもらうことができて心強かったです。
一人じゃないということが頑張ろうと思えるきっかけにもなったので良かったです。
引用元:みん評 ナース人材バンク
7.まとめ
今回の記事では、小児科看護師の特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説していきました。
もし、この記事を読んで少し興味がわいた方がいたら、転職サイトに登録すればキャリア相談だけでも乗ってくれるので利用は無料なので気軽に登録してみましょう。
また、実際に小児科看護師として働いている人に仕事内容や職場の雰囲気を聞くと、より詳しく小児科看護師の特徴をつかむことが出来るのでオススメになります。